施設のリスク プロファイルに注意を払うことが必要である理由

リスクは、あらゆる産業設備を運用する上で避けられない要素であり、「リスクのコスト」は一般的に会計上の固定費と見なされて、ある程度の高さに設定され、企業やプラントはこれと付き合っていくことを求められます。

しかし、これは本当に「固定」費なのでしょうか。産業設備で作業現場の安全性に投資することで、これを削減する方法はないでしょうか。最近、Hexagonのあるお客様は「リスクのコストは減らせます。」と、150万米ドルもの実績を挙げました。

実現の鍵はシフト ハンドオーバーです。この設備はアメリカで最先端の化学メーカーであり、過去にいくつかのインシデントを経験していますが、積極的に改善に取り組んできました。同社は保険会社と議論を重ねていくうちに、保険の引受人が会社に割り当てる「リスク プロファイル」に保険料が大きく左右されることを認識します。主要プロセスのデジタル化、具体的にはシフト ハンドオーバーによって、同社はこのリスク プロファイルを大幅に向上させ、全体の保険費用の削減に成功しました。

このとき同社は、ソフトウェアとサービスに投資して、Hexagonのj5 Operations Managementソリューションを設備全体に実装したのです。紙書類による活動記録とシフト ハンドオーバーをデジタル化することで、プロセスが簡素化されただけでなく、説明責任とプロセス間の一貫性という今まであまり管理されていなかった部分が強化され、操作環境の安全性が高まりました。
これらの変更は保険会社に認識されて有効性が認められ、このプラントにおけるj5 Operations Managementソリューションの実装すべてが保険料の節約だけで賄えました。

製造およびプロセス業界のお客様を担当している保険会社は、お客様がインシデントを回避し、大規模な産業設備に付きもののリスクを低減することを強く望んでいます。この種のプラントの年間保険費用はきわめて高額です。保険アナリストによると、10億米ドルの価値がある製油所ならば年間250万米ドル程度を払うことになります。

Marsh社 (Marsh.com) によれば、2017年から2019年の間に世界全体の製油および石油関連のインシデントに対して保険会社が負担した総額は、125億米ドルに上りました。上記と似たような状況でお客様がリスク プロファイルの改善に取り組むならば、保険会社は支払いを避けられる確率が大きく上昇するため、それを実現するために保険料の減額に前向きになります。

保険業界は業界全体で膨大なリソースを過去の産業インシデントの分析、およびどの分野が顧客に最も大きな投資利益率をもたらす可能性が高いかの解明に注ぎ込んできました。

近年、その調査の結果として保険会社は顧客に向けて、運転リスクの軽減と現場の安全性の向上に大きく貢献する力を秘めたシフト ハンドオーバー、プロセス危険解析、変更管理などのプロセスに投資することを推奨してきています。これらはまさに、Hexagon PPMのj5 Operations Managementソリューションが最も高い効果を発揮する分野です。

リスク プロファイルを下げることで現在の設備のコストを削減できるかもしれないとお考えならば、当社がお手伝いいたします。Hexagonの担当者にご連絡いただくか、こちらからお問い合わせください。

産業リスク プロファイル管理の最新状況に関する詳しい知見に関しては、PlantServices.comに掲載されている2020年のこの記事をご覧ください。
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